押し売り電話
一人暮らしになったときに不審な電話を取らないように、登録者名が大きく表示される電話に取り替えました。
でも、昔人間は表示を見るよりベルの回数3-5回で受話器を取らないと失礼に当たると思っています。
フクちゃんも、まったく表示を見ていませんでした。
色々な営業、売り込みなどの電話も取ってしまいます。
ある日の夜、フクちゃんからtorakoの家に電話がありました。
「明日、荷物が届くけど、17000円支払わないといけないけど、私そんなの頼んでないし、どうしよう、、、」SOSです。
孫のmaagoが翌朝フクちゃん宅へ行きました。宅配便の方に受け取り拒否することを伝えて持ち帰って頂きました。
15cm位の小さな箱に海産物7品で17000円って、一体何が入っていたのでしょうか。中を確認していないので分かりません。
取りあえずこれでひと安心です。この電話番号は着信拒否に登録しました。
数ヶ月後またフクちゃんから電話がありました。
「明日荷物が届くけど、今度は一人で断るから大丈夫」
その夜、フクちゃんは興奮しながら、武勇伝を語ります。
宅配便の方を物凄く怒鳴りまくって持ち帰って頂いたそうです。宅配便の方は何も悪くないのに、本当に申し訳ありませんでした。
これを数ヶ月毎に繰り返すことになります。電話番号もその都度着信拒否の登録をしていき、ついにその地域の市外局番も拒否、その次は携帯の電話へと変わりました。
いたちごっこです。
消費者センターに対処方法を尋ねると、「この家に電話を掛けてこないで!」と言うと掛けて来ないそうです。掛けると違法になるそうです。
でも、その電話を取るのはフクちゃんです。耳も遠くてよくわからずに返事をしてしまう彼女にこのセリフを正しく言えるかどうか、怪しいものです。
電話番号はネットで調べると、怪しい番号かどうか、すぐに分かります。
宅配便業者によっては受け取り拒否の手続きがあると思いますので、フクちゃんのようにご迷惑を掛けない方法を選んでください。