フクちゃん笑っていこうヨ

アルツハイマー型認知症の母を介護して

新しい生活

新しい施設に入居して、無事1週間を過ごせました。

フクちゃんにとっては二度目の入居となります。

前回は1週間で退去したので、まずは一安心です。

 

週末はtorakoの家に連れて行き、孫達と遊んだり、昼食作りを一緒にしたり、体操や脳トレ、買い物、散歩などをして楽しく一日を過ごします。

夕食前に施設に帰ります。

 

「家に帰る?」と聞かれるので、「今日は忙しいので来週で良い?」と答えます。これを繰り返します。数ヶ月後、この部屋がフクちゃんの新しい住まいだと説明します。

 

施設では、工作、カラオケ、体操、外出など、イベントがたくさんあって、それなりに忙しい毎日です。

 

フクちゃんは今回も毎日荷作りをしています。でも、torakoは今回は荷ほどきをしないで、そのままにしています。

たぶん、スタッフさんには、帰りたいストレスをぶつけていたのかもしれません。

 

そんなある日、夕方に施設へ帰ろうとしたとき「帰りたくない!」とフクちゃんが言いました。次の日仕事が休みだったのでtorako宅に泊めることにしました。数年ぶりにtorako宅に泊まります。

スタッフさんに聞くと、夕方になると何故だか寂しくなる方がとても多いそうです。

 

夜中、家中のドアを開閉して確認作業をするフクちゃんです。torakoは眠れない一夜となりました。

 

朝になり、torakoが朝食を作っていると、フクちゃんの悲鳴が聞こえます。

ひとりで二階に上がり、階段を滑り落ちて動けなくなっていました。

幸い怪我はありませんでした。

 

自宅にいたときはしなかった、夜中の確認作業に衝撃をうけました。

torako宅の近くに住むことで、一緒に小旅行ができると思っていましたが、これで外泊は無理だと知りました。