フクちゃん笑っていこうヨ

アルツハイマー型認知症の母を介護して

ご近所の皆さんに感謝!

フクちゃんは30年以上住み続けた家に一人暮らしとなりました。ご近所の家は世代交代をしていたり、親を介護中だったりしています。

一人暮らしとなった認知症のフクちゃんを何かと気に掛けてサポートをしてくださっています。

 

ある朝、ご近所の方からtorakoに電話がありました。

「お母さんが家に入れなくなったけど、鍵は何処にあるの?」

どうやら、新聞を取りに家の外に出たら、なぜか玄関の鍵が下りてしまい入れなくなり、大騒ぎをしたらしいのです。

 

電話をつないだまま家の周りを見てもらいましたが、鍵もなく窓も開いていませんでした。別の方の家にフクちゃんを預かってもらって、torakoが駆けつけることになりました。2時間半掛かります。

 

やっと到着すると、フクちゃんは気持ちよさそうに居眠りをしています。

そのときの様子を伺うと、大声で「ドアを開けろ!」と何度も叫び、ご近所の皆さんが出勤前のお忙しい時間に出てきてくださいました。電話を掛けて鍵を探してくださったり、座布団を持ってきてフクちゃんを落ち着かせて下さったり、フクちゃんを預かって下さったり、皆さん総出で対応をしてくださいました。

 

夕方、改めてお礼に伺うと、みんなで見ているから大丈夫だよ。何かあったらメールでお知らせしますね。鍵を預かりましょうか。等々とても温かいお言葉を頂きました。

感謝で胸が一杯になり涙がでます。

 

その後も、フクちゃんは町の防災サイレンが鳴ると何事と聞きに行ったり、冷蔵庫がおかしいと言って見てもらったりしていました。

私には、メールで今日のご様子ですと連絡が来たり、週末に帰るとこんなことがあったよと話して下さいます。

いつまでも皆さんのご厚意に甘えてばかりはいられませんが、本当に素敵な方々に見守られて幸せです、感謝しかありません。

 

それから、民生委員さんも時々訪ねて下さっていました。私は一度しかお会いできませんでしたが、地域の為にご尽力されています。

 

私も住んでいる地域でこんな繋がりを持てるようになりたいです。