フクちゃん笑っていこうヨ

アルツハイマー型認知症の母を介護して

成年後見制度

自分で発注して、契約をしてしまうフクちゃん。

これ以上の高額支払いや、騙されて何かを契約する可能性を心配しています。

成年後見制度を使うと、そんな契約を解約することが出来るのでしょうか?

 

弟君に相談をしましたら、すぐに動いてくれました。

 

まずは、家庭裁判所へ行き、講習を受けます。

親の財産一覧、医師の診断書等を、提出して弟君の申請をしました。

 

詳しく聞くと、成年後見制度は、法定後見制度と任意後見制度の2種あります。

フクちゃんは認知症なので、法定後見制度となります。これは、更に3段階(後見・保佐・補助)あり、対象者の状態によって決まります。

年に一度収支報告書を提出して、財産の管理がキチンと出来ているか見てもらいます。

後見人が弟君になるかどうかは、審査によって決まります。後見人へ報酬も支払います。

また、この制度は対象者が死亡するまで、やめることは出来ません。

死亡した時は、第三者の後見人を選出して公平に財産分与をする事もできるそうです。

 

無事、弟君が後見人(保佐)に任命されました。

 

フクちゃんの財産をどう使っていくかを、改めて話し合いました。

後見人の報酬はなしで良いと言ってくれました。有難いです。

 

その後、フクちゃんは変な契約はしませんでした。

 

我が家は、親のお金を当てにしている人はいないので、果たして後見人までする必要があったのか分かりませんが、お金の管理をクリアにすることで、色々な契約や支払いについて、常に相談して進めていくことが出来ました。